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知り合いがニューヨークの寿司レストランのシェフに抜擢されたんです。
送別会でもみんなで絶対にニューヨーク行こうってことになって私もさっそくチケットを取りました。行ってからの予定は特に立てずにぶらっといく感じだったんです。
そしてニューヨークに着いて友達がもし時間があるならプエルトリコへ行って見るといいよ。と言うのです。最初はどこだそれ?って感じでしたが近いし国内旅行扱いなので行ってみることにしました。
思いつきでニューヨークからプエルトリコへ
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友達に勧められて半ばノリでニューヨークからプエルトリコへ行ってみることにしたわけですが、少し調べるうちにすごい穴場スポットだとわかってきたんです。
まずニューヨークから飛行機で数時間で着いてしまう上に、アメリカ領なのでもうすでにアメリカにいたので国内旅行扱いになるんです。飛行機代も往復で三万円しませんでした。人生一度きり。
ましてや、次にニューヨークに来るかもわからないので、一緒に来ていた友達を即決して飛行機に飛び乗りました。
たった数時間で飛行機の上からはエメラルドグリーンのカリブ海が見えるではありませんか!もうわくわくして友達と着てよかったねとまだ着陸しないうちに興奮してしまいました。
空港に降り立ってすぐにニューヨークにはない南国ならではの湿度と心地よいゆったりとした空気が流れていました。人もゆったりとして穏やかです。アメリカは広いけれど同じ国でもここまで違うものかと思いました。
ツアーに含まれる空港の送迎係りの人がいたのでそのままホテルへ行きました。
プエルトリコは宝島
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何の下調べもしないでいきなり行った私と友人ですがプエルトリコには驚かせられました。まずホテルでコーヒーをオーダーしたのですがそれが驚くほど美味しかったのです。今まで飲んだことのないコーヒーでした。
感動してホテルの人に聞いてみたところ、プエルトリコは島が小さいので量産はしていないが質の高いコーヒーを作っているとのこと。どうりで美味しいわけです。
それからラム酒も作っていていくつかお土産に買いました。有名なラムではBACARDIがあるのですがそこは工場のツアーがちょっとしたアミューズメントパークのようになっていて試飲したりできて楽しかったです。
歴史的地域で世界遺産にも指定されているOLD SAN JUANという地域があるのでその歩きツアーにも参加しました。
昔カリブ海の海賊が南米から宝をヨーロッパへ運ぶ途中でプエルトリコ島に宝石や金を隠した場所などが今でも残っていてロマンチックでした。
それにたまたま運がよかったのかもしれませんが映画のパイレーツオブカリビアン2の撮影をしている時で撮影隊が島に長期滞在している時だったのです。運がよければスターに会えたかもしれないですがさすがにそれはなかったです。
人生で大切なものってなんだろう
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プエルトリコは観光で成り立っているのでやることや行くところはつきません。素晴らしいビーチもジャングルもあって人もみんないい人だし楽しくてここに住みたいと思わせるような場所でした。
私達は2泊3日しかいなかったので、ゆっくりビーチで過ごしたらもったいないような気がしてしまい色んな所へ行ってしまいましたが、ただあの青い海を見ているだけで幸せでした。
でも少しでも観光地から離れると、治安のあまりよくなさそうな地域が見えてきます。人々の生活レベルもそんなに高くないようでした。昼間なのに何もせず道に座っている人がたくさんいました。
でも一つ言えることは彼らには悲壮感というものがないのです。行き行く人々の顔には笑顔があふれていました。決して経済的には豊かではないのでしょうが満ち足りた顔をしているのです。人懐っこくて親切で暖かい人達でした。
日本は経済的には豊かです。でも最後に人間の温かさに触れたのはいつだったでしょう、、、。幸せとはお金だけではないことを肌で実感した旅行でした。
まとめ
日本からだと地球の真反対なので遠く感じるプエルトリコですが、もしアメリカ国内に行くことがあったら数日を使ってぜひ行ってみるといいと思います。とてもお勧めです。こんな気軽にいけるカリブ海があったなんて驚きです。
アメリカ領なのでドルも使えますしみんな英語を話します。観光客もほとんどがアメリカ本土からの人なのでホテル街も治安はいいです。こんなところがあったのか!と目から鱗な経験ができると思います。