Photo by Kenny (zoompict) Teo / https://www.flickr.com
兄が大学生活最後の旅行で1ヶ月間、東南アジアを周っていました。そんな兄を見ていて憧れていた私は数年後、意を決してタイ一人旅を決行!全日程2週間ほどの旅行でした。
ツアーではなく格安航空券を取り、ユースホステルに泊まり、特に目的は決めずに旅立ちましたが、初めてのアジア、初めてのタイにカルチャーショックの連続でした。
ユースホステルは多国籍文化のるつぼ
Photo by maos / https://www.flickr.com
私はもともとユースホステル会員だったこともあり、バンコクにいくつかあるユースホステルのうちのひとつに滞在していました。アジアが初めてだったので治安事情が分からなかったし、女一人旅ですので下手な宿には泊まれないですしね。当時で一泊500円ほどだったことも非常に魅力的でした。
私の滞在したホステルは若いタイ人のゲイのお兄さんが泊まり込みでバイトをしていました。そのお兄さんはよくピンセットでヒゲを抜かせてくれましたし、そのお兄さんの姉妹が毎日のようにドラゴンフルーツを持って遊びにきていたという、かなりフレンドリーな宿でした。
ユースホステルの宿泊客は欧米人が多かったように思います。アメリカ人、オーストリア人、フランス人、そして韓国人。私の滞在中は日本人は宿泊しませんでした。
宿は工事中でしたがひらけたリビングルームがあり、猫がおり、1日外で観光して帰ってきた旅人がお酒を持ち寄ってピザを食べたりして集まり、クロスワードをしたり、その日のことを話していました。
英語が流暢でなくても時には母国語を使ってお互いに笑い合い話すその場はとてもアットホームな感覚でした。
いざ蛇の研究所へ
Photo by lockandfocus / https://www.flickr.com
寺院を周り、街を散策し、そんな風に毎日を過ごしていましたが、ある日ユースホステルに大学生の集団がやってきて、宿泊客をスネークファームへ連れて行ってくれました。
その日の私は前夜飲みすぎてまだ寝ていたかったのですが、ひとりの大学生があまりにもしつこく誘ってくれたので、渋々行くことに決めました。タイ人って意外と強引なんだなぁとその時に思ったのを覚えています。日本でいうサークルで、大学生がタイの文化を紹介してくれるということだったようです。
総勢10名くらいでトゥクトゥクに乗り、毒蛇研究所へ向かいました。ありとあらゆる種類の蛇がいましたが、圧巻だったのはその日のイベントです。
私たちは小さなコロシアムのようなところへ誘導されました。そして中央にいるマイクを持った司会者が、棒で蛇を叩いて怒らせ、自らを咬ませて倒れたりするので、その都度観客たちは驚愕のような驚喜のような悲鳴をあげて見ています。その司会者のパフォーマンスは、圧巻!あとで私も首に蛇を巻いてもらいました。
タイといえば、やっぱりグルメ!
Photo by Michelle Truong / https://www.flickr.com
タイ料理すら初体験だった私は、ガイドブックに載っているタイ料理を片端から試してみました。
タイ料理といえば、世界3大スープのひとつであるトムヤムクンで有名ですが、トムヤムクンもその店によって全然違うんです。酸味が強い物、辛味が強い物、旨味が強い物など様々で、私は飲食店では必ずトムヤムクンをオーダーするほどトムヤムクンにハマってしまいました。
ソムタムという青パパイヤのサラダも最高に美味しいし、パッタイという焼きそばも美味しいし、タイ料理、なぜ今まで食べてこなかったのかと今までの人生を呪ったくらい好きになりました。
タイ料理の中でも特にオススメなのが、プーパッポンカリーという名のカニのカレー粉炒めです。私はこれをサイアムスクエアのCOCAというちょっといいタイ料理レストランで初めて食べたのですが、こんなに美味しい物があったのかと感動に打ち震えたくらいです。
タイを訪れたら是非試してもらいたい逸品です!
まとめ
タイは、寺院や遺跡の観光あり、エステやマッサージなどの美容あり、グルメありのなんでもありの最高の国です。家族でも一人旅でも友人同士の旅行でも、どんな風にも楽しめること請け合いです。
この旅で初めて出会った大学生の友人とは今でも付き合いがあり、タイへ行くたびに食事をしています。ユースホステルで出会ったフランス人の友人とは数年前にパリで再会しました。初めてのタイは、私にとってとてもいい経験になりました。