Photo by Natalia Ancora / https://www.flickr.com
カレー好きの主人に誘われて、”モルディブカレーの会” なるイベントに参加しました。
遅れて到着した私たち。かろうじて空いていた隅っこの席で、残っているカレーを食べ始めると、最後のイベント、じゃんけん大会が始まりました。
モルディブTシャツや、名産品であるツナ缶などの商品の後はモルディブの宿泊券です。プロモーションビデオに映し出された水上コテージの姿を見た私、なんだか燃えてきてしまい、なんと優勝したのです!
ワンアイランド・ワンリゾート
Photo by Dan & Luiza, TravelPlusStyle.com / https://www.flickr.com
モルディブ大使から優勝賞品の目録をいただくと、大使館員の方と、旅行代理店の方が説明をしてくれました。
そこで初めて、ワンアイランド・ワンリゾートというコンセプトを知ります。小さな島々からなるこの国では、住居者の島と、ホテルがある島は別々で、一つの島には一つホテルしかなく、島と島を自由に行き来することは禁止です。
ですから、観光客はメインの飛行場から直接ホテルのあるリゾートに向かい、そのままそこでヴァカンスの期間をずっとのんびり過ごすわけです。
島には、ホテル以外の商業施設は一切有りませんから、「コンビニでビール一本買ってくるわ~」、ということももちろんできないわけでして、、、。忘れものはできませんね、まず。いつも使っているアレ、などというものがある人は必ず持って行かないと、絶対に手には入りませんから。
滞在するホテルで全食済ませるわけですから、レストランは重要です。幸い、私たちの滞在したホテルのレストランは種類も豊富で、味もとても満足いくものでした。またWIFIはしっかり完備されていて、ライブラリーには様々なD.V.Dが完備してありました。
マリンアクティビティ
Photo by Mohamed Abdulla Shafeeg / https://www.flickr.com
各コテージからは、エコ素材の素朴な梯子が海まで下がっているので、部屋から直接エメラルドグリーンの海を一人占めできますし、仕切られたシャワーブースからも、梯子があるので、生まれたままの姿で海を堪能できる仕掛けも有ります。
また、水着着用にはなりますが、リゾートには、ゲストを飽きさせないように、沢山のアクティビティが用意されていました。
私たちはフィッシング、夜の釣りに参加。集合時間に行くと、参加者は我々二人だけで、クルーズスタッフの方が多かったです。
まぶしい午後の海を出発して、太平洋の大海原に停泊し、準備を始めるころには真っ暗闇!言葉も通じないスタッフに、真っ暗い中で身振り手振りの説明を受け、海中に糸を垂らしました。
ちなみに釣りなんて小学生以来ウン十年ぶり、竿のない釣りなんて、人生初でした。
こんな暗くて広い海に、このテグスの先に食いつく魚がいるのかしらね、とふてくされながらも、ボーとすること一時間。「キター!」ありえない手ごたえに無我夢中でテグスをたぐりよせると、大物!
大きな鯛は、翌日フライにしてもらい、美味しくいただきました。
カルチャーアクティビティ
Photo by Bine Bade / https://www.flickr.com
カレー好きの主人の希望でカレー教室にも参加しました。
ホテルのシェフがレストランを貸し切りで、二人のためのプライベートクッキングレッスンです。白身魚のカレーを始め、名産のツナ缶で作るコロッケ、ローカルフードなど、丁寧なレシピと供にデモンストレーションしてくれ、最後は修了書をいただきました。
また、ワイン通の主人のおかげで、ワインディナーにも参加。こちらはなんと、ホテル自慢のガラス張りのタワー上のワインセラーの中で、(南国なのに)ダウンジャケットを着用して、フランス人ソムリエからワインの話を聞きながらのディナーです。
隣はデンマークから弁護士カップル、一か月の滞在だそうです、すごい!ソムリエ厳選のワインをいただきながら、香りや味わいはもちろん、その特徴や生産者の思いを共有して、素敵なディナーでした。
私の要望が唯一聞いてもらいたのが、朝のヨガ教室。
タイ人の先生を前に、各国からの参加者が瞑想の後に、思いのたけをそれぞれが発表するワークショップでした。海を見ながら、潮風を感じてのヨガは雰囲気抜群、なんだかすんごく健康になった気がした私は単純ですね。
まとめ
フライト時間が長いので、なかなか日本人には気軽なリゾートではないかもしれません。でも、その美しさは本当に筆舌に尽くしがたい!!
リゾートのホスピタリティも素晴らしいですし、桟橋を自転車で部屋に戻る時の幸せな気持ち。
日に5回、近隣の島から風に乗って流れてくるコーランの調べに、ムスリムの国にいるんだなぁと実感し、美しい海を見ながら、平和な世界の実現に思いをはせずにはいられませんでした。