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友人夫婦と共に夫婦3組で。
パリ旅行を計画中に、近いから行ってみようかと盛り上がり、ほとんど勢いで決めました。
基礎知識はビール、チョコレート、小便小僧程度、ブリュッセル以外の地名すら知らなかった国、
全員がビール好きということもあり、「ベルギービールをベルギーで飲む」ことを主眼とした、行きあたりばったりのベルギーへの日帰り旅です。
ヨーロッパ鉄道の旅、そしてグランプラスは…
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パリ北駅、朝。高速鉄道TGVにて出発です。
外国に鉄道で行くということ、日本人の感覚ではとても不思議です。
ブリュッセルまで約1時間半。TGV、早いうえに車内は新幹線のようにすっきりしていて清潔、座席もしっかりしています。
朝食用に買ったパンとコーヒーもゆっくり楽しめ、快適でした。
ブリュッセル南駅到着。この駅、かなりモダンです。パリ北駅はなにより歴史を感じましたが、正反対の現代的な魅力の駅です。
まずは世界遺産・グランプラスへ。ここは写真や映像で見たことがある方も多いと思います。
歴史的建造物に囲まれた大きな広場。夜はライトアップされるようですが、日中は金色のイメージ。
大変美しい場所です。花がたくさんあり、チョコレート屋さんやレストランが囲んでいます。
日本ではあまりいないですが、ごく普通に石畳に座ってのんびりしている人も結構います(ビールを飲んでいたりする)
豪華というより、壮麗という言葉が似合う場所です。色があふれていてにぎやかで自然に楽しい気持ちになります。
ベルギービールをベルギーで飲む
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今回は日帰りだったので目的をしぼりました。
①ベルギービールを飲む
②魚介料理を食べる
この二つです。
ベルギービールは日本でも飲めるお店が増えてきましたが、やはり高い。
で、本場ではやはり日本より安く、また種類も多く楽しめます。
アルコール度数が高く濃厚だったりするのですが、そのぶんぬるくなっても美味しいです。
冷たい喉越し重視の日本とは、楽しみ方が違うのですね。
ビールが苦手な方はフルーツのビールや白ビールだと飲みやすいです。
昼間から、いたるところで飲めます。ビール好きにはたまらない街。
午前中に飲み、お昼ご飯はごくふつうのレストランで、ハンバーグやポテトフライを。
なぜこんな普通のものを食べているんだ、と思われそうですが…。
夕食に備える、ということで…。
そしてハイライトは夕食。大人気のイロ・サクレ地区で魚介料理を。
この一角は両側にレストランがぎっしり並び、客引きもいっぱいいます。
日本語で話しかけてくる店員さんも。
お店は迷いましたが、メニューを書いた看板を出しているお店が多いので、予算に合わせて選べます。
食べたのは、とにかくムール貝。これしか覚えていないくらい、山盛りを食べました。美味!!
ショッピングの時間はなし。小便小僧は覚悟してみるべし
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かなりの時間を飲み食いにあてていたので、ショッピングはほとんどしませんでしたが、レース屋さんでティッシュカバーをお土産に買いました。
街中の古そうなレース屋さん。店員さんとは片言の英語と身振りでやりとり成立。
男性向けのお土産選びは難しそうです。
ビールか、ビールグラスでしょうか?
グラスは面白いかたちのものがたくさんあります。
ちなみに、正直言いまして物価はそう安くないです。
パリよりは多少安い気がしますが、1日観光して1~2万円はかかるかなというところです。
一食2~3,000円と思っていれば大丈夫そう。チップは必須です。多く渡すとサービスが露骨によくなりました。
有名な小便小僧。
可憐です。小さい…・なぜこれが名所なのか、さっぱりわからないのですが(笑)、可憐ではありました。
人だかりもしていますし。でも、立派、だとか、格調高い、なんてことは一切期待せずに見に行くことをおすすめします。
小便小僧に格調もない気もしますが…。
街中の散策も、建物が素敵なので飽きません。
フランスに比べると治安がよさそうで、そう警戒していなくても大丈夫です。
小さなきれいな街です。
まとめ
ベルギービールは美味しく、ムール貝も美味しく、町はおしゃれできれい。
でもパリから行ったせいか、なによりも「気負わない街」と感じました。
パリがお洒落して背筋を伸ばして歩く街なら、ブリュッセルはぶらぶらのんびり歩く街。
買い物の楽しさや垢抜け度ではパリに負けますが、親しい人とのんびり美味しいものを食べる、散歩する、という旅には非常にむく街だと思います。