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これまで、アメリカや中米は行ったことがありましたが、南米には時間や旅費の面で敷居が高くて行くことができませんでした。しかし、1か月だけ有効なコロンビア発で格安な南米周遊パスを見つけて一人旅を決意しました。
途中4都市のストップオーバーして駆け足気味に南米を訪ねることができました。一口に南米と言っても様々な顔を持っており、いくつかの世界遺産を見ることもできました。
世界遺産をはしごする
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ペルーではマチュピチュ遺跡へ。現地でツアーを手配してまずクスコへ。電車に乗ってマチュピチュのふもとへ行き、そこから、バスで坂を上って遺跡へ。目の前に写真で見たマチュピチュが。ふもとからは山の上にこんな遺跡があるなど想像もつかない。まさに空中都市である。
長くスペイン人の征服から逃れて来た理由が分かる気がした。
アルゼンチンではブエノスアイレスに行き、パタゴニアへも行きたかったが断念してその中間のバルデス半島へ。そこには、数えきれない数の野生のペンギンやアザラシが目の前に。感動!
その後、イグアスの滝へ行くことに。イグアスの滝と言えばブラジルのイメージだが、アルゼンチン側から見ることにした。フォス・ド・イグアスの町へ行き、滝がある国立公園へ。
公園内に入ると、遠くからゴーという水が落ちる音が聞こえて来る、ドキドキしながら歩いていくと目の前に大小300ほどの滝で構成されるイグアスの滝が。乾季で水量は少ないと聞いていたが私には十分すぎる迫力でした。
ブラジルへ行き。目指すはリオ・デ・ジャネイロ。街のパノラマが見たかった。コルコバードの丘に登り眺めてみると綺麗な曲線を描く海岸線にうっとりした。
料理にも国により違いが
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基本的には朝はコーヒー、パンで軽くすませ、昼は日替わりランチのようなもの。夜はせっかくなので名物を食べるようにしていました。
ペルーはシーフードが美味しいですが、特にセビーチェが美味しかった。シーフードを塩とレモンだけで味付けしたシンプルなものですがビールには最高です。インカコーラという黄色い色をした炭酸飲料があります、大したものではありませんがインカとつくことでなんか不思議感じがした。
チリでもシーフードが美味しいです、ソパ・デ・マリスコス(魚介スープ)がさっぱしとして美味しく、ワインが安くて美味しいですね。お気に入りはCassilleros de diablosです。
アルゼンチンはやはり肉が安くて美味しいです。日本の霜降り牛も美味しいですが、アルゼンチンの赤身の肉も美味しいですね。塩と胡椒で十分でした。またワインも美味しいです。
ブラジルも肉料理になりますが、有名なところではシュハスコでしょう。串焼きにした肉をテーブルで切ってくれるスタイルは新鮮でした。Noと意思表示しないと何度もやって来ます。あと、フェージョアーダ。奴隷の料理が現代でも名物になっていて美味しいです。
民族や気候も様々
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ペルーは、大部分は先住民とスペイン人の混血が大多数です。アンデスの方へ行くと民族衣装を着た先住民方が多く見られます。
リマは暑かった。クスコの方へ行くと標高が高いので朝晩は寒いくらいです。
チリはとにかく乾燥しているなと感じます。世界一過酷な気候の砂漠とも言われるアタカマ砂漠がありますし。国民はペルーとはうって変わってスペイン系の白人が多いですね。
アルゼンチンは大部分はイタリア系白人が多いですが、アンデス山脈のあたりの地方には混血の人が多いです。ブエノスアイレスの街並みはヨーロッパの様で綺麗でした。まさにタンゴが似合うといったところでしょうか。
ブラジルはまさに人種のるつぼです。黒人、白人、アジア系と様々な人種の人を見かけて。私のようなアジア系が歩いていてもジロジロ見られることもなく歩いたことを覚えています。
また、広いブラジルですから、北部の暑い地方にはアフリカ系黒人の人、中部は日系人などアジア系が、南部の地方は白人が多く住んでいるようです。
また気候はアンデス山脈を境に太平洋側と大西洋側ではこれだけ違うのかと思いました。
まとめ
広い南米を足早に訪ねてきましたが、訪ねた国は言語こそだいたいスペイン語が公用語ですが(ブラジルはポルトガル語)料理、民族性の違いを感じました。
先住民の文化が残るペルー、白人が大多数のチリ、アルゼンチン。そして、様々な人種がお互い住んでいいるブラジルと、色々な顔を見ることが出来ました。
また、そこに根付く料理を堪能できて改めて南米の多様性に感動です。