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私は子供の頃、クリスマスにホームアローン2のビデオを貰ったことをきっかけに、ホームアローンシリーズの大ファンでした。家族揃って何度も大笑いしたものです。
そして21歳の春休み、ずっと憧れていた映画の舞台、ニューヨークに行ってきました。一人旅がしたかったわけではないですが、急遽決めた旅だった為、予定が合う人がおらずの一人旅。
よりケビンの心情に近づいてしまったような、ドキドキワクワクの旅行記です。
HISの日帰りバスツアーを利用して
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たくさんのオプショナルツアーがありましたが、私はHISで運営している、日帰りのバスツアーに参加することにしました。といっても、集まったメンバーは私を含め女性3名のみ。とてもアットホームなツアーでした。
内容は私のようなニューヨーク初心者にぴったりな、自由の女神見学・ワシントン広場探索・有名スポットの車窓見学など大満足な内容です。
私はマンハッタンに入った瞬間から気持ちの高ぶりがマックスでしたが、ホームアローンのプラザホテル・セントラルパークを見つけた瞬間は、本当に言葉にできないほどの感動でした。実在するんだなと、不思議な気持ちにまでなってしましました。
バスツアーでは、私以外の2人組の女性、広島からいらっしゃった方の仲良くなることができました。そしてとても素敵な一眼レフのカメラでたくさんの写真を撮られていたのですが、なんと私と自由の女神の写真も撮ってくださることに。
そうです、一人旅ではなかなか思うように、自分の写真が撮ることができません。後日日本に帰ってから、メールで写真を送ってくださいました。とても親切な方で今でも写真を大切にしています。
大好きなジャズの街へ
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私はジャズが好きなのですが、といってもまったく詳しくはありません。
ただただ独特のリズムと雰囲気が大好きで、本場のジャズを聴いてみたいと思い、ハーレムの街にある小さなジャズバーへ行ってきました。私の他に、お客様は20〜30人くらいだったと思います。
私は幼い頃からピアノを習っており、大の音楽好きです。
たまたま座った場所が、ピアノがよく見れるところだった為、繊細な指使いとテクニックをこれでもかというほど堪能しました。歌手の方も、声に色気と強さがあり、これが本場のジャズなのかと聞き惚れてしましました。
料金は最後にチップを払う形式でした。しかしここで、忘れもしない思い出があるのですが、私がチップを入れようとした瞬間、その箱を管理していた中年女性の方が、お金を入れさせてくれなかったのです。
私が困惑していると、もう一人いた隣の女性に宥められて、結局私はお金を入れることができました。最初に拒まれた理由は、私が子供みたいだったからか、チャラチャラしてるようにでも見えたのか、何か失礼があったのか、今でもわかりません。
良くも悪くもいろいろな思い出があるのが、旅です。
イタリア人デザイナーのお店
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自由に過ごせる最終日、私はお散歩がてら5番街の方まで足をのばしてみました。
1週間の旅行中、個人での移動は徒歩のみです。電車も使ってみたかったのですが、乗り方など初めての自分にはなんだかハードルが高く感じてしまったことと、外の景色をたくさん見たかったので、とにかく歩こうと決めてました。
ホテルから2時間ほどの距離の5番街で、とある小さなブティックを見つけました。
窓から見えるマネキンの洋服がとても素敵で、私は中に入ってみたのです。スタッフの方にそのワンピースの値段を聞いたことろ、驚くほど高価なものでした。
ただデザインが本当に素晴らしく、日本で見たことのないような色使いでした。イタリア人男性のスタッフとお話をしていると、なんとその方が作ったお洋服とのこと、そしてその方は、私に似合いそうなものを探してくれるとことで、真剣にお洋服を探してくれました。
黒の形がとても綺麗なワンピースです。とても安価なものでしたが、今でも大事に大事にしています。
まとめ
初めてのニューヨークで、ここは人を国など関係なく、一人の人として大切にすることを強く感じました。
朝外に出れば、目が合った方が笑顔で挨拶をしてくれます。とっても気持ちの良い活気のある街です。さすが世界一の街だと思います。ただここで生きるのには、強さが必要だとも思います。世界一の街で生きて行く、何かをしっかりと持った人だけが住める場所なんだと感じました。
人々が魅了される意味がわかった旅でした。